総社市清音の地域墓地にて、愛媛県産大島石・香川県産庵治石の先祖墓・供養塔を建立

倉敷・総社のお墓・石材専門店として、親子3代、お墓や石材に関するお仕事をさせていただております、大森石材店です。総社市清音の地域墓地にて、愛媛県産大島石・香川県産庵治石を使用した先祖墓・供養塔を建立させていただきましたので、ご紹介いたします!

 

総社市清音 地域墓地 寄せ墓(先祖墓・供養塔建立) 愛媛県産大島石・香川県産庵治石

 

ご法要を控えているお客様からご相談いただきました。先代も先々代も、当社でお墓を建てさせていただいた、以前からお世話になっているお客様です。

 

こちらがご相談のお墓です。夫婦のお墓がいくつか建っていて、手前側には小さなお墓も複数あり、すべて合わせると10数基のお墓がありました。中央奥にある比較的新しいお墓が以前当社で建立させていただいたお墓です。お客様は、お母様のご法要までに、自分達も入れる先祖墓を建てたいとご希望でした。

 

古いお墓は、少し傾きも見られます。お客様とお話して、これからご納骨をしていくことができる先祖墓を建立し、あわせてたくさんの古くからのお墓はおまとめして供養塔を建立することになりました。図面でご提案してお見積りを差し上げ、工事をお任せいただきました。

 

工事の前に閉眼供養をしていただいて、ご遺骨を取り出し、お墓の取り外しを行い更地に戻しました。

 

工事が進みました。墓地の奥に、御影石の台座を設けて古いお墓の棹石を並べて設置しました。全部で11基あり、右から古い順に並べています。手前側にあるのは、新しく建立する先祖墓と供養塔の基礎コンクリートです。このあと、お墓の据え付けを進めて工事完了となります。

 

先祖墓、供養塔が完成しました!

 

左側が先祖墓、右は供養塔です。ご遺骨はまず先祖墓に納め、その後50年が経つと供養塔へ移動されます。これまでのご先祖様も、ご遺骨がない方も含めて、50年以上が経った仏様は供養塔へお納めしています。

先祖墓の棹石と、供養塔の棹石から上の部分は、香川県産の庵治石を使用しました。そのほかの部分は愛媛県産の大島石となっています。庵治石をぜひ使いたいというご希望がありましたので、一部を庵治石でお作りして費用面を抑えるご提案をして、採用していただきました。

 

全体はこのようになっています。左側はご親戚様のお墓で、巻き石は共用する形で作成しました。とてもすっきりしています。墓地の向かって右側は高さがあったので、ブロックで土留めを設けました。

 

五輪塔は、お寺様のご指導で四方に梵字を入れています。梵字には金箔を入れて仕上げました。これまで境目があいまいだったお墓の向かって右側も、ブロックで土留めをしたことで境界が明確になり、すっきりしました。

 

右手前には青石の物置石を、先祖墓の左側には戒名柱を設置しています。これまではたくさんのお墓の管理やお掃除が大変だったと思いますが、お客様にはお参りがしやすくなったと大変喜んでいただけました。また、入り口が狭いこともお悩みだったのですが、今回入り口の位置を少し奥にすることで、入り口付近を広めに確保することができました。このたびは、ご相談いただきましてありがとうございました。何かお困りの際には、またお気軽にお声かけくださいませ。

今回の工事では、以前建立させていただいた二つのお墓も解体しました。ほかの古いお墓は傾きなどが見られたものの、基礎工事をしっかり行っていた二つのお墓は傾きもなく、強度も十分でした。そうした状況を目の当たりにすると、見えなくなってしまう部分だとしても、やはりお墓の基礎はとても大切なんだなと実感しました。今回の建て直しにあたっても、しっかりした強度の高い基礎を施工していますので、何十年、何百年と安心してお参りいただけるお墓になっていると思います! 末永く大切にしていただけると嬉しい限りです。